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カウアイ島 旅行記

1日目・オアフ島→カウアイ島、ポイプ

[2005.2.28]

機内
機内
 成田からホノルル空港へ7時間の空の旅を経るとハワイに到着です。ホノルル空港国際線から国内線の乗り場へ直行します。予定していたよりも早く到着したので一つ早い便に変更してもらい、カウアイ島へ向かいます。

 空港でレンタカーを借り、とりあえずホテルに向かいます。レンタカー受付の人が親切に道を教えてくれて、地図もくれました。レンタカーはCHRYSLER Sebring Convertible。4人乗りのオープンカーです。

ホテルからの海
ホテルからの海

 ツリートンネルを抜けて、スムーズにホテルに到着しますが、さすがに昼前には部屋の準備が出来ていなくてチェックイン出来ないので、荷物だけ預けておきます。ホテルはポイプにあるシェラトン・カウアイ・リゾートです。部屋の準備は1時すぎには出来るというので、近所の潮吹き穴を見に行きます。

潮吹き穴
潮吹き穴
 潮吹き穴はオアフ島東部のものより間近にみられるので迫力があります。水しぶきが風で飛んできてかかるほどです。鶏がうろうろしていたり、おみやげ物屋さんも出ています。

 お腹がすいたので、オールドコロアタウンという、古い街をちょっと再現したようなところに行ってみます。食べ物屋も少しあって、迷ったのですがイタリアンの店に入りました。味付けがくどくてちょっと口に合わなかった、、、。長旅で疲れていたというのもあるかもしれないですが。

 そうこうしているうちに部屋の準備が出来ている頃合なので、ホテルに行きます。部屋は暖かい雰囲気で、のんびり出来そうです。と思ってベッドに転がったら気持ちよくて寝てしまいました。寝てしまったのであっという間に夜になっていました。

 周りに人工の光が少ない夜空は星が綺麗で、また明日の活力を溜めるために眠りについたのでした。

2日目・ハエナ

[2005.3.1]

ハンモック
ハンモック
 朝食をメインダイニングのビュッフェで食べる。テラス席を希望して、朝日をいっぱい浴びながらの朝食は良い感じだが、日差しがかなり強烈。チェックインのときに、朝食代も含まれている「バケーションパック$10/日」をつけたのでとてもお得感がある。かなり豊富な種類の料理が並んでおり、ご飯や味噌汁もある。フルーツもたくさんあって、ビタミンをたっぷり摂取できる。食事した後、ハンモックでごろり。

 ホテルのプールは大きくはないが、直接ビーチに出られるので大きい必要性はあまり感じない。ジャグジーもあるので体を暖めることも出来る。ビーチにはモンクアザラシが寝そべっていて、結構近づくことができる。

モンクアザラシ
モンクアザラシ

 午後からは北の果てへ向かってドライブすることにした。空港のあるリフエを通過し、左手にスリーピング・ジャイアントという山を見たりしながらクヒオ・ハイウェイをどんどん北上する。途中、ちいさなショッピングモールによってバッファローバーガーを食べる。しっかりした肉の味がして、なかなか美味しかった。

 舗装道路でいける一番最後のビーチ(ケエ・ビーチ)のそばには洞窟がある。天井は低いが、幅と奥行きは結構広い。奥のほうまで行ってみたが、ちょっと怖いのですぐに引き返す。ここから西のほうに行くには、徒歩でしか進むことが出来ない。

キラウエア灯台
キラウエア灯台
 ホテルに帰る途中で、キラウエア灯台に寄る。ここがカウアイ島の最北端っぽい。灯台のところまでは駐車場からは行けそうも無いのが残念だが、景色は雄大。

 夕食はホテルのレストラン「アモーレ リストランテ イタリアーノ」でイタリア料理をいただいた。夜は照明も落とされていて落ち着いた雰囲気になっていて、朝食と同じレストランとは思えない。

3日目・ワイメア渓谷、バーキングサンズビーチ

[2005.3.2]

 カウアイ島の北西部は道路も通っていないほど山から急激に海へ落ちている地形で、そこをみるためには船で海から見るとか、航空機に乗るとかする必要がある。ワイメア渓谷を上っていって展望台からなら一部でもそれを楽しむことが出来るので、ワイメア渓谷を目指すことに。

ワイメア渓谷
ワイメア渓谷

 西へ向かう道路は結構赤土で汚れていて、独特の雰囲気がある。途中、ハナペペ渓谷展望台に立ち寄ってこれから上っていく山々をみる。さらに西に進んで、ワイメアの街から右折して山を登っていく。ある程度上ると、ワイメア渓谷展望台がある。ここからは、山が侵食されて出来た三角形が沢山連なったような独特の地形を見ることができる。

ナ・パリ・コースト方面
ナ・パリ・コースト方面
 さらに進んでいくとナ・パリ・コーストを見ることができる展望台に到着する。観光客も結構いる。海と空が溶け合ったような青色と、山の緑のコントラストが美しい。ここにも鶏はうろうろしている。

 少し戻ると、コケエロッジという食事をしたりおみやげ物を買ったり出来る小さなロッジと広い公園がある。そこで軽く食事をして、お土産を物色する。腹ごなしに公園でビーチ用のござを広げてゴロゴロして休憩などしてみた。

 山をどんどん下りて行った後、さらに西を目指すことにする。しばらく行くと、長い直線道路があり、行き止まりを左に行くと空軍の基地があり、右に行くと畑の中に続く道となる。この先にバーキングサンズビーチがあるのだけど、それらしい看板も無く、ちょっと迷った結果、それっぽい未舗装の道があるので勘を頼りに進んでいってみる。

 この道は、未舗装なのであちこち穴が空いていたり、石が出ていてあまり踏みたくない感じだったりするので、最初は結構慎重に進んでいたが、慣れてくるとそれらをかわすのも上手くなり、赤土の土煙を上げながらどんどん進んでいく。

 途中で分かれ道になっているところもあるので景色を記憶しながら、案内が全然無いのでちょっと不安になりつつも走り続けると、ビーチの小さな駐車場にたどり着いた。駐車場には数台の車があった。

 無事に着いてほっとしつつビーチに向かうと、そこにはとても綺麗な砂浜と、荒々しくも美しい海が広がっていた。ここまで来る道のりとのギャップで感動もいっそう大きなものになっているのかもしれないが、とてもすばらしい景色である。なにかほかのビーチには無い雰囲気というものが、このビーチにはあるように感じられる。

バーキングサンズビーチ
バーキングサンズビーチ

 暗くなる前に未舗装路を抜けたかったので、後ろ髪を引かれながら帰ることにする。来た時の分かれ道を思い出しながら走っていると、行きよりも早く舗装道路までたどり着くことが出来た。一度来た道というのは早く感じるのだろう。

 美しい山とビーチと海を堪能できた一日だった。

4日目・ポイプビーチ

[2005.3.3]

 今日は近くにあるポイプビーチパークでシュノーケリングをすることにする。海中に岩があるので、ホテルのショップでシューズを購入しておいた。ほんの5分も走ればポイプビーチパークに到着する。

ポイプ・ビーチ・パーク
ポイプ・ビーチ・パーク

 ビーチでサンドイッチランチをしていると、落としたお菓子に小鳥が寄ってきた。しばらくすると、ここにも鶏が登場してきて小鳥は逃げてしまう。カウアイ島には本当にあちこちに鶏がいる。

シュノーケリング
シュノーケリング
 シュノーケリングをしてみると、小さな魚が結構いる。珊瑚は無い感じで、水深は浅いが潮の流れが結構強いところもあるので、小さい子供は注意したほうがいいかもと思う。天気が曇りでちょっと寒いので、ホテルに戻る。

 まだ昼下がりなので、オールドコロアタウンのスーパーマーケットでスパークリングワインなどを調達して、ホテルのラナイでのんびりすごすことにした。ちょっと酔っ払って、風に吹かれながらうとうとするのも気持ちがいいものだ。

 夜は、ホテルの日本食レストラン『日本料理と寿司「ナニワ」』でお寿司をいただいた。和食が恋しくなっているときに、ちゃんとした日本料理が食べられるのは嬉しい。

5日目・ワイルア滝、シダの洞窟

[2005.3.4]

 今日もゆっくり朝食を取り、シダの洞窟の上流にあるワイルア滝を見に行く。

 リフエを過ぎて大きい右カーブのところの交差点を左に折れて、細めの道をどんどん進んでいくと、ほぼ突き当たりにある。駐車場が小さい割りに大勢の観光客で混雑していて、 駐車場には入りきれず、多くの車が手前の道路の路肩に駐車している。道も結構狭いのでかなり寄せることになるが、路肩が崩れそう。

ワイルア滝
ワイルア滝
 滝は水量が少なめで完全に2本に分かれてしまっている。斜め上のほうから見下ろす形だしちょっと遠い場所から見ることになるので、滝の迫力があまりない。

 道を引き返して、シダの洞窟を見に行くためにワイルア川の河口にある船着場に向かう。駐車場は結構広いが、かなり空いている。チケット売り場で次の船までは小1時間ほどあるといわれたが、急ぐ旅でもなしチケットを入手してのんびり待つ。

 船が帰ってきて乗船可能になったので早速乗り込むが、しばらくたってもほとんど誰も来ない。貸切状態かも?と思ったが、出発時間が近づいたころに団体客が大勢乗り込んできて、ほぼ満員状態になった。

 歴史などのいろいろな話を聞きながら20分ほど川を上がっていくと、カヤックで川を行き来している観光客のような人たちもいた。結構太い川なので流れはそれほど強くないのかもしれないと思って流れを見ると、それなりに流れているので大変かもしれない。

 洞窟付近の船着場に到着すると、そこからはジャングルの中をしばらく歩く。歩ける靴を履いていったほうがいい。ククイの実が落ちているのを拾ってみたり、植物を見たりしていると、それほど遠くないところで洞窟に到着する。

シダの洞窟・短いシダ
シダの洞窟・短いシダ
 シダの洞窟は高さはあるが、ほとんど奥行きがない窪み程度のもので、本来ならシダが入り口をもっと覆って洞窟っぽくなっているらしいが、台風でシダが短くなってしまっているとの事。この場所は昔の王族の結婚式場だったということで、結婚式の歌を歌ってくれたりして楽しませてくれる。

 帰りの船では歌や踊りもあり、最後はみんなで歌いながら出発した船着場に帰ってくる。なかなか楽しいイベントだと思う。

シダの洞窟からの帰りの船内
シダの洞窟からの帰りの船内

 川沿いの道を上っていくとオパエカア滝をみれるので行ってみる。ここも結構遠くからみることになる。途中の展望台から平野のほうを見たほうが景色が良い。

 クヒオハイウェイに戻ってちょっと北上すると、ココナッツ・マーケット・プレイスがある。綺麗な感じで、おみやげ物屋さんとかが結構沢山入っていて、カウアイ島では大きいほうのショッピングモールだ。回っている途中に$3位のシェーブアイスを買う。ものすごい大きさで驚くが、ぺろりと平らげてしまった。

6日目・ククイ・グローブ・センター

[2005.3.5]

ハンモックからカウアイ島の空を見上げる
ハンモックからカウアイ島の空を見上げる

 今日はリフエにある大型のショッピングセンターに行ってみる。

 メイシーズでちょっと寒いときに羽織れるように長袖の上着を購入し、電気屋?でスピーカーケーブルを物色。いろいろと見慣れないものが売っているのが楽しい。やたら大きい冷蔵庫や、機能がシンプルな洗濯機なども面白い。日本向けのものとは違って頑丈そう。

 ここのKマートは、今回は色々と掘り出し物というか面白いものが売っていた。普通の風呂にマット状のものをいれて、そこに掃除機みたいな形状の送風機(逆掃除機)からパイプで風を送り込むことでジャグジーみたいにするというものが、あまり売れないのだろうが激安で売っていた。どうしても試したくなったので購入。

 敷地内には、車用品屋もあるので立ち寄ってみる。車載コンピュータと通信して診断コードを読み取る機械が$100しないくらいだったので買おうかと思ったが、使い道がないのでやめた。オイルとかジャッキとか安いのだけど、持ち帰るのが大変そうなので買うものは無かった。

 部屋に帰って、早速簡易ジャグジーセットを試してみる。掃除機型送風機は、昔の掃除機とまったく同じけたたましい音をたてて送風してくるので、リラックスするのをちょっと妨げる。マットからは当然のように冷たい泡が出てくるので、暑い夏に水風呂で使うにはよさそうだけどお湯に浸かって温まりたいときにはよろしくないかもしれない。まあ、面白いのでよしとする。

 洗濯物も溜まったのでホテルのコインランドリーで洗濯もした。洗濯終了時間位に取りに行ったら、すでに終了して取り出されてしまっていた。その場を離れないほうが良いかも知れない。

 今日は観光というよりも、日常生活のような一日を過ごした。

カウアイ島・夕日
カウアイ島・夕日

7日目・シェラトン・カウアイ&ビーチ

[2005.3.6]

シェラトンカウアイのビーチ
シェラトンカウアイのビーチ

 今日はホテルのビーチで遊ぶことにする。カバーナという屋根がついたビーチソファーを借りて、そこを拠点にする。

 借りる時に渡されたポールつきの旗をたててウエイターを呼び、昼食を注文する。サラダとオニオンリング、そしてホテルオリジナルバーガーを頼んだ。ビーチではアルコールは飲むことが出来ないのが残念だが、美味しい食事をいただくことが出来た。

 食事がすんだ辺りから急に雲行きが怪しくなり、スコールとなった。カバーナに入っていればやり過ごせそうなので、屋根を閉め気味にして雨を眺めてみる。そんな中、水上自転車というような乗り物が右のほうの海上から現れた。結構速い速度で目の前を通過していき、左の海上へ消えていった。雨はすぐにあがってくれた。

カバーナからの景色
カバーナからの景色

 たぶん地元の子供たちが、ボディボードを使って遊び始めた。ここのビーチは海面に向かって結構急角度で落ち込んでいるので、波が引くのにあわせて斜面を駆け下りながらボディボードを投げ、それに飛び乗って海面をすべり、次の波に向かって行ってジャンプを決めるという遊びだ。面白そうなので、ボディボードをかりてやってみるのだけど、上手くいかない。使っているボードも子供のは木製?みたいで薄いし、体重も違うなどなど、いろいろな条件が違うので難しいのだということにしてみるが、失敗しても結構面白かった。

 あっという間に一日が過ぎてしまった。

8日目・カウアイ島→オアフ島、ホノルル空港

[2005.3.7]

 今日はオアフ島に移動するので、荷物をまとめる。「逆掃除機」もスーツケースに入ったので持って行くことにする。レンタカーを返して、空港ターミナルへ送迎してくれたバスの運転手のおじさんがいい人で、色々と話が弾んだ。

オアフ島 旅行記に続く

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