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ノーマルでもオイルクーラーは装着されていますが、サーキットで全開走行すると油温が厳しくなってくると言うことなので、オイルクーラーを装着しておくことにします。「BLITZ RACING OILCOOLER KIT RD」です。CZ4A用のキットは2種類あり、5MT用が車両左前(前から見て右側)に装着され、TC-SST用は車両右前のノーマルオイルクーラーの前に装着されます。5MTの場合は車両左前のダクトは塞がれていて中には何も無いので、オイルクーラーを増設するのにはちょうど良いのです。
BLITZ RACING OILCOOLER KIT RD
取り付けには、まずエンジンアンダーカバーとバンパーを外して、ノーマルのオイルクーラーのIN側の配管を外します。このオイルラインにオイルクーラーが増設される形になります。取り付け説明書には何故かオイルフィルターのところにオイルブロックを取り付けるというページがあるのですが、全く関係ありません。
加工後の純正オイルクーラーステー
ノーマルオイルクーラーのIN側に入る部分とオイルクーラーのブラケットが干渉するので、ブラケットをカットしてクリアランスを確保する必要があります。私はφ32のホールソーを持っていたので、それで大きな穴を開けておき、余計な部分を金鋸で切断しました。ホールソーを使うと綺麗に加工できます。
外したノーマルの配管が付いていたところに、フィッティングを取り付けます。ごみなど入らないように注意します。
追加のオイルクーラーを取り付けるステーを車体に仮止めし、オイルクーラーも仮止めしてからオイルラインを取り付けるというように取り付け説明書では書かれていましたが、ステンメッシュのホースの取り回しがぎりぎりでフィッティングをねじ込むのが困難だったので、オイルクーラーは外してホースと仮結合し、その後オイルクーラーを仮止めしてホースの取り回しを調整するようにしました。特にエンジンから追加のオイルクーラーに行くホースの長さが短めでした(逆に追加のオイルクーラーからノーマルオイルクーラーへのホースはちょっと長めだったのですが)。ホースはエンジンなどと干渉しないようにタイラップで固定しておきます。
オイルクーラー取り付け状態
オイルクーラーを位置決めして固定すれば、機能としては装着完了です。オイルを入れ、エンジンルームにある20Aの燃料ポンプのヒューズを抜いてクランキングしてオイルを回してから、オイル量を再度確認します。その後、エンジンを始動してオイルが漏れていないか?干渉していないか?を確認しておきます。
次に、アルミのダクトを取り付けます。バンパーと干渉するところは切断加工する必要があるのですが、いろいろな社外バンパーにも対応できるようにするためか、ノーマルバンパーに取り付けるには結構切らなくてはなりません。あと、キットには保護用の網などは含まれていないため、そのままではオイルクーラーが直接丸見え状態になってしまいます。何かが当たってコアを破損してしまうのが嫌だったので網を追加しました。
アルミ製オイルクーラーダクト
導風板は上側をある程度バンパーの形状に切断しておき、緩やかに上の方に曲げてノーマルバンパー側のダクトの上に逃がすようにしました。下側は、アルミ導風板が曲げられている位置がちょうどノーマルバンパーのダクトの位置と合っていたので、その部分から斜め下に出ている部分を大きく下の方に曲げることで収めることが出来ました。切断してはバンパーを当ててみて干渉を確認し、またバンパーを外して干渉しているところを切ったり曲げたりと、この作業には時間がかかりました。
ノーマルの方のオイルクーラーの導風板も忘れずに取り付けてから、バンパーを取り付ければ作業は完了です。ノーマルっぽく綺麗に収まりました。
オイルクーラー装着完了
高速道路で巡航している時の油温は95度程度で、低すぎず高すぎずの適温を維持しています。オートランド作手(ALT)で5周ほどアタックすると108度まで上がりました。
[2010.11.2]