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オーストラリア 旅行記

1日目・ケアンズ、アサートンテーブルランド、ポートダグラス

[2007.6.3]

 土曜日の午後7時過ぎに日本を出発し、カンタス航空の直行便でケアンズに。到着は午前4時過ぎで、予約しておいたレンタカー屋さんは5時から営業だったのだけど、ちゃんと早めにカウンターにいてくれた。他のレンタカー会社のカウンターには誰もいなかったので、予約が入っているときだけ人が来るのだろう。

ミラミラ滝
ミラミラ滝
 早朝なので店など開いていないため、とりあえず南へ向かう。6時頃にイニスフェイルに到着するが、開いているのはマクドナルド位。西のウールーヌーラン国立公園を目指す。

 途中わき道にそれて鬱蒼と茂った森の中をドライブしたりしながらミラミラ滝に到着。まだ午前8時なので他に誰もいない。着替える場所もあり、滝つぼで泳ぐことも出来るのだけど、到着早々なのでやめておく。流石におなかがすいてきたので、マランダの町の小さなカフェに入った。おばあさんがやっている店で、ベーコンバーガーとフレッシュサラダを頂く。

 そこからイーカム湖を見物し、ユンガブラの町のそばのカーテンフィグツリーを見る。ボードウォークもきちんと整備されていて、木も大きくてなかなか見ごたえがある。少し戻ってバリン湖を見る。おみやげ物屋さんで地図を購入すると、見所というか広告が載っている無料地図をくれた。この無料地図も結構使える。

カテドラルフィグツリー
カテドラルフィグツリー
 ギリスハイウェイをケアンズ方向に戻ってティナルー湖を周る道を行こうと思ったが、途中の橋が補修中で通行止めのため、途中まで行ってカテドラルフィグツリーを見る。カテドラルというだけあって、中に入ることが出来るのでちょっと楽しい。ここに寄ってみるのも良いと思う。そこから西へ向かってアサートンを経由し、ケネディハイウェイで北へ向かう。

 途中、マリーバの町で昼食を取ろうと思ったがあまり良い店がなかったので、スーパーで水とお菓子を調達し、宿泊地のポートダグラスへ向かう。

 途中、ケネディハイウェイから左にそれてペニンシュラ開発道路を北上する。ミッチェル湖が左に見えてくるあたりの景色が良い。ここは10年前に来たときと変わっていない感じがした。マウントモロイの町から山を降りてモスマン方面へ向かい、ちょっと南下してポートダグラスへ。

 午後2時に近くなっていたので、ポートダグラスの町で食事を取る。サンデーマーケットが開かれているアンザックパークそばのSALSA BAR&GRILLに入ってみた。ハウスサラダ、ジャンバラヤを食べたがとても美味でお勧めできる。

シェラトン・ミラージュ・ポートダグラス
シェラトン・ミラージュ・ポートダグラス
 おなかも満たされたところで、宿泊するシェラトン・ミラージュ・ポートダグラスへ。プールが2ヘクタールもあり、敷地も広大。4マイルビーチへも直接出ることが出来る。部屋も清潔感があり、明るくて広い。バスタブも大きくてかなりゆったりとくつろげる。ここにはこれから4連泊お世話になる。

 ちょっと部屋で一休みしているといつの間にか暗くなっていたので、再びポートダグラスの町へ繰り出した。結構にぎわっているmango jamという店に入り、カンガルーのピザとパスタを頼んだが、カンガルーの肉はおいしかったがピザ部分に妙な甘みの味付けがされていて美味しくなく、パスタも芯が残っていて硬くて味もほとんど付いていない感じで食べられたものではなかった。

 かなり充実した1日だった。本日の走行距離は400kmほど。

2日目・ポートダグラス

[2007.6.4]

 今日は遅く起きて、ゆっくり9:00頃から朝食をとる。ホテルのレストランLagoonsでビュッフェ式の朝食。生野菜は無いが、フレッシュフルーツが盛りだくさん。スパークリングワインも自由に飲むことが出来る。

プールサイド
プールサイド
 どこかに出かけたいという気分でもないので、ホテルのプールでのんびり過ごすことにする。

 プールサイドには本物の砂が入れてあってビーチみたいにしてある所もある。また、深さも滑らかに変化していて、深いところは2メートルほどで足がつかない。水も塩水で体が浮きやすい。本物のビーチにもすぐに出られるのだが、季節によってはクラゲがいるために泳ぐことが出来ない(夏の間だが、6月でもまだ泳げない)のでプールが重要になってくる。総面積2ヘクタールの広大なプールは、全体がつながっているわけではなくて要所要所が仕切られている。

 しばらく泳いだりしていると、敷地内で結婚式を挙げたカップルが写真撮影のためにプールのほうにやってきた。天気も良くて、幸せな感じををおすそ分けしてもらった。

 お昼はプールサイドでカクテルとバーガーを頂く。プールサイドといっても、砂があるほうのプールサイドは「ビーチ」と言うらしい。なんにせよ、「ビーチ」に食事を持ってきてもらい、ちょっと遅めの昼食を楽しんだ。外で食べるのは美味しさが増大する。

4マイルビーチ
4マイルビーチ
 プールばかりでは少し飽きるので、本物の4マイルビーチに繰り出した。昼過ぎは気温も高めなので、ビーチを歩いている人も少なくなっていて、ちょっとプライベートビーチ気分。

 3時頃には部屋に戻って風呂&一眠りするともう夕方。明日はグレートバリアリーフに行きたいので、クイックシルバーの予約を取り、夕食はホテルのメインダイニングのイル・ペスカトーレを予約。

 時間があったので水などを調達しようと車でほんの2〜3分程度の近距離にあるレインフォレストハビタットの前にあるスーパーへ。野菜や果物など美味しそうなものが並んでいた。

ディナー
ディナー
 メインダイニングの料理は流石にレベルが高くて大満足出来た。前菜にカンガルーの寿司、ホタテを鮭の皮で巻いたもの、メインにはフォアグラを乗せたフィレ肉のステーキを選んだ。特にメインの料理は素晴らしくて、オージービーフは繊維質で油分が少ないというイメージを完全に吹き飛ばす絶品でした。

 今日はリゾートホテルを楽しんだ一日でした。

3日目・グレートバリアリーフ

[2007.6.5]

 グレートバリアリーフのアウターリーフへ行く。ホテル出発9:30なので、8時に起きて朝食をとる。朝食ビュッフェはパンケーキがワッフルになっている程度しか変化は無い。天気は若干曇り気味。

 港までは5分もかからないで到着する。10時に出航すると、早速体験ダイビングの説明がある。船内で水着に着替えておかないといけないのと、着替え場所はトイレになるので、水着は最初から着ていったほうが良い。あと、まだクラゲの危険性があるので、ライクラスーツを借りる。もじもじ君状態の全身タイツだけど、刺されるよりはずっとマシかと思う。

ダイビング
ダイビング
 エイジンコートリーフの浮島には1時間半程度で到着。

 到着してすぐにダイビング開始となる。簡単な練習をした後、ロープを伝って海中へ降りていく。さっそく餌付けされているナポレオンフィッシュがやってくる。ものすごくなついていて、まるで犬のよう。他にも魚はたくさんいるし、しかも大きい魚もたくさんいる。浮島が漁礁になっているので集まっているらしい。

 海中を進んで、オオシャコガイやカクレクマノミ(ニモ)なども見た。ダイビングは魚と同じ目線になれるのが楽しい。前方にはナポレオンフィッシュがコースを知っているかのように先導してゆっくり泳いでいる。本当にあっという間に時間がたってしまった。

カクレクマノミ(ニモ)
カクレクマノミ(ニモ)
 午後に2本目が出来るということで、申し込む。1本目から戻ってきたのが12:30で、2本目は1:40に集合。急いで昼食をとる。温かいスープが嬉しい。

 時間があまり無いので、シュノーケリングは後回しにしたが、結局2時まで待ってから2本目が開始に。今度はコースを変えているのと、インストラクターの後をついていくという状態なので、自分で泳いで進んでいくので楽しさが増えた。

魚いっぱい
魚いっぱい
 2本目のダイビングが終わると10分ほどしか時間が残っていなかったが、シュノーケリングをする。ダイビング用のウエットスーツを着ていても良いと言ってくれたので、暖かい状態でシュノーケリングも出来た。ダイビングと違って、浅いところのサンゴが見られるので、シュノーケリングにはシュノーケリングの良さがある。

 帰りの船では、2本目のダイビングで撮影したビデオを見せてもらった。良い記念になりそうなので購入する。

 海風に吹かれながら船の前方のデッキでクルージングを楽しんでいると、ローアイルズという島が見えてきた。ここに行くツアーがあるとのことで、シュノーケリングで海ガメに会えるらしい。

 マリーナミラージュに到着したら、ホテルに着いたも同然。ホテル玄関にタオルを返して部屋へ戻る。広い風呂に浸かってグレートバリアリーフを思い出す。疲れもあるので早めに就寝することにする。

4日目・モスマン、ディンツリー、ケープトリビュレーション

[2007.6.6]

 ぐっすり眠って、9時に起床して朝食を食べる。昨日は海だったので、今日は陸へ向かう。さらに北上して世界自然遺産のディンツリー国立公園方面へ行ってみることにする。

モスマン渓谷
モスマン渓谷
 手始めにモスマン渓谷へ。遊歩道が完備されていて歩きやすい。夏には泳げるとガイドブックには書いてあったが、6月でも泳いでいる人たちが結構いる。水温を確かめようと水に触ってみると、かなり冷たくて泳ぎたいとは思わなかった。足をつけているくらいが気持ちが良い。さらに遊歩道を登るとつり橋がある。さらに上るとだんだん道が細くなり、途中の展望台から山を眺められるがそれほど良い景色とはいえなかったので、戻ることにする。

 モスマンディンツリー道路を北上してディンツリーの村へ行く。ちょうどお昼時なので、レストランで食事を取る。本日ののお勧め、ディンツリー川で採れたキングサーモンのフライを頂いた。淡白で癖が無くて美味しかった。

ディンツリー川・フェリー
ディンツリー川・フェリー
 少し戻って、ケープトリビュレーション道路へ。ディンツリー川には橋が架かっていないので、渡るためには渡し舟にのる。車が5〜6台×3列は載る台船をケーブルで動かすという仕組み。

 川を渡った先は熱帯雨林地帯。道幅は若干狭くなるがセンターラインがあり、対向車が来ても大丈夫な程度。ケープトリビュレーションまで距離はさほど無いが、ワインディング区間も結構長いため、思ったよりは時間がかかる。といっても、1時間も走るとケープトリビュレーションに到着する。

 村の手前にインフォメーションセンターっぽいところがあったので、トイレタイムに。トイレはロックされているので、鍵をショップで借りる必要がある。ついでにアイスを買って一休みする。

ケープトリビュレーションビーチ
ケープトリビュレーションビーチ
 ケープトリビュレーションは本当に小さい村であっというまに通り過ぎてしまう。すぐに道が未舗装になるのでUターンして、ケープトリビュレーションビーチへ。

 遠くの浜辺に低い木が生えているので、歩いていってみる。砂はちょっと粗め。あまり人はいないのかと思ったが、結構な観光客がいる。

 3時過ぎに車に戻り帰路に着く。途中に「ディンツリーアイスクリームカンパニー」の看板があるので寄ってみる。フルーツが新鮮でとても美味しい!周りは果樹園になっているので、そこで取れた果物を使っているのかもしれない。

 ホテルに帰りつき、夕食はホテルの和食レストラン「在」を予約。ホテルのレストランだが敷地外なので、ポーターに言って店まで送ってもらう。かなりきちんとした和風の建物で、演歌が流れている。寿司やコース料理などもあるが、すき焼きを頼む。肉は上等とまではいえないが割り下が美味しいのと、野菜も美味しかったので全体的には満足。接客はホテルのメインダイニングに比べるともう一歩。日本と比べてしまうので厳しく見てしまうのかもしれない。

 大自然を堪能することが出来た一日だった。

5日目・ポートダグラス、クランダ、パームコーブ

[2007.6.7]

 今日はホテルをチェックアウトしなくてはならないので、荷物をパッキングする。レインフォレストハビタットのコアラを触れる時間が午前10時〜11時なので、10時にはチェックアウトを済ませる。

 レインフォレストハビタットは熱帯雨林エリアにはたくさんの鳥がいる。まずはコアラの場所へと向かう。5ドル寄付をするとコアラに触ることが出来る。なでてみると毛は結構やわらかい。間近で見ることが出来るので興味深い。

 熱帯雨林のエリアはボードウォークのところに餌箱が置いてあるので、それを食べに来た鳥をじっくり観察できる。結構近づいても逃げないのは、人に慣れているからなのだろう。

エミュー
エミュー
 芝生エリアに行くとカンガルーやワラビー、エミューや小さい鳥もいる。カンガルーたちはちょっと離れたところに集まっていて寄ってこない。ワラビーは通路に出てきているのだけど、近づくと逃げてしまう。池のところにはワニもいる。一回りすると、カンガルーが人のそばに集まっている。餌を持っていると食べにくるとわかったので、中ほどにある売店で餌を調達。

 最初は鴨や鳥たちに餌をやってみる。結構たくさん集まってきて可愛い。カンガルーも手に餌を乗せていると、そこから直接食べる。夢中でカンガルーに餌をやっていると、背後になにかの気配を感る。ふと振り返るとエミューが餌をねだりに来ていた。エミューは大きいのでちょっと驚く。

 エミューは餌の袋を直接狙ってきているので、袋の口をあけて差し出すとくちばしを突っ込んで食べる。ためしに、手に餌をのせてあげてみると、カンガルーほどではないが上手に食べた。エミューに触ってみると、羽の骨がとても硬い感触。動物と直接触れ合えるのはとても楽しい。

 ひとしきり遊んだ後、宿泊地のパームコーブに向かって南下する。海沿いのキャプテンクックハイウェイは景色もいい。途中のビーチによって一休みして景色を楽しみ、再出発する。

バロン滝
バロン滝
 パームコーブまでは休憩をしなければ30分程度で着いてしまう。ちょっと通り過ぎて、クランダに向かうことに。山を登っていく道はかなりの上り&ワインディングになっている。

 クランダは完全に観光地の趣で、日本人が大勢いる。おなかもすいたので、ニューマーケットのおむすび屋さんできつねうどんを食べる。

 ちょっと歩いてスカイウェイ乗り場に行ってみると、日本人の団体が到着したばかりの様子でごった返している。スカイウェイには乗らずにバロン滝を見に行くことに。

 車で少し走るとすぐにバロン滝の展望台に到着する。実際に見ると結構な絶景だが、雨季だと水量が多くてもっとすごいらしいということが看板でわかる。上のほうをみるとスカイウェイのゴンドラが通っている。

 山を下ってちょっと北上し、3時過ぎにパームコーブに到着する。宿泊先はシーテンプル・パームコーブだ。

シーテンプル・パームコーブ
シーテンプル・パームコーブ
 ロビーは開放的でモダンな感じ。部屋はすりガラス張りの風呂&トイレにベッドで一杯一杯とちょっと狭い。かなりモダンなデザインなのだけど、ちょっと清潔感が足りなくてチープな感じも受けてしまう。あちこちにホコリが乗っていたり、カップのしみがテーブルに残っていたり、カップには茶渋が付いていたりしている。シェラトンが良すぎたのかもしれないが、ちょっと期待していただけにガッカリする。

 ベランダに出てみると、隣のベランダとの仕切り板のちょうど目線の高さのあたりに隙間がある。隣の人がベランダに出てくると気になってしまう。

 しばらくお茶を飲みながらベランダで横になっていたら寝付いてしまい、気が付いたらあたりは暗くなっている。天気も悪くなっていて雨が降り始めていたので、出かけるのも億劫になり、ホテルのレストランの予約を取ろうとしたが、電話が全然つながらない。面倒なので、直接行くことにする。

 「アウトバックトリオ」と名づけられた、カンガルー、クロコダイル、エミューのステーキを注文する。クロコダイルは美味しかったが、カンガルーとエミューは鮮度が悪いのか生臭くて硬く、あまり美味しくない。デザートを注文しようとしたが、雨のため混み始めていて手が回らなく、デザートメニューを持ってきてくれないので食べずにチェックしてもらう。サービスの質も高くは無い。

 気を取り直してジェットバスにでも浸かろうと思うと、バスタブ用の栓が無い。電話して持ってきてもらったが、結構待たされた。洗面台用の栓を使いまわすことが出来ると後で気が付いたが、それもなんだか気持ちが悪い。

 こういうときは楽しい動物の事を思い出しながら、さっさと寝るに限る。

6日目・パームコーブ、スミスフィールド、ケアンズ

[2007.6.8]

 疲れがたまっていたのか、9時半ごろまで寝ていた。天気はちょっと曇りで気温もポートダグラスよりも低い感じがする。

パームコーブビーチ
パームコーブビーチ
 パームコーブのビーチを散歩する。隣のアンサナ・リゾート&スパの前を通ると、かなり良い感じが漂っている。

 どんどん桟橋のほうを目指して歩くと、ちょっとした通りにでた。しかし、若干寂れた感じで活気が全然無い。少し前に一時的に流行ったけど、ブームは過ぎた街という雰囲気がする。

 レストランも2〜3件あった。が、気分とちょっとズレがあるので見送ることにして、一旦ホテルに戻る。大き目のショッピングセンターがあったことを思い出し、ケアンズ方面へドライブすることにする。

 キャプテンクックハイウェイを南へ向かってしばらく走ると、スミスフィールドショッピングセンターが見えてきた。パームコーブ方面から来ると、左に回ってさらに走ってきた道路をくぐって駐車場に入る。

 中に入ってみると、結構綺麗なショッピングモールで、しかも、思った以上に広い。いろいろなお店が入っているので、記念になりそうなおみやげ物を探すことにする。

 ちょっと良い感じのドアプレートに石鹸を見つけたので購入する。ゲーム屋さんを覗いてみると、Wiiが$399(約4万円)、プレステ3が$995(約10万円)とかなり高価。電気製品も若干日本よりは高め。そのほか、お土産にティータオル、貝殻とスターフィッシュなどが入ったタンブラーなども購入。久々の買い物タイムで歩きつかれたので、いったんホテルへ戻ることにする。

シーテンプルのベランダから
シーテンプルのベランダから
 買ってきたクッキーと紅茶で午後のティータイムにする。ベランダにいると結構気持ちが良い。部屋にも慣れてきた。

 庭の大きな木には鳥が巣を作っていて、出入りしているのが見られる。天気も昼頃からは晴れになっていて明るいが、日差しはそれほど強くなくてさわやかな気候。

 夕方になり、食事をするためにケアンズへ向かう。Koh-yaという焼肉レストランに行ってみることに。予約なしで行ったところ、予約で一杯だがカウンターなら空いているとのことで座ることが出来た。食べ放題も一人$40位で出来るらしいが、そんなに食べられないだろうと思い普通に注文する。接客してくれる店員さんの笑顔が良くて、気配りも良くて気持ちよく食事が出来た。肉の味も値段に見合った美味しさだった。結局2人でおなかが一杯食べて$80程度とリーズナブル。ちょっとケアンズの町を散歩してから、パームコーブへ戻る。

 夜のドライブはほとんどしていなかったので、昼とは違う雰囲気を楽しんだ。郊外は地上の光がほとんどなくなるので、星が沢山見られる中をドライブするのもまた良い。

 ホテルに戻り、ベランダから星を眺めていると流れ星がゆっくりと流れた。ひそかに願い事を唱えてみる。ちょっと嬉しくなってみる。

 今日はのんびりと普通の1日を楽しんだ。

7日目・ケアンズ、パームコーブ、ナイトズー

[2007.6.9]

 寝すぎではないかと思えるほど良く眠れた。朝風呂などに浸かってのんびりしていると昼近くになってしまう。今日の夜は、夜行性動物を観察できるというケアンズトロピカル動物園のナイトズーに行こうと思う。

 ホテルからキャプテンクックハイウェイに出る交差点のちょうど向かい側に動物園があるので、食事に出かけるついでに寄って直接予約をしてみる。それほど大きい動物園ではないが、時間を決めて色々なイベントをするという工夫をして頑張っている。今晩を楽しみにしてケアンズに向かう。

ケアンズ・セントラル・ショッピングセンター
ケアンズ・セントラル・ショッピングセンター
 行こうと思っていたお店の近くにちょうど駐車することが出来た。「麺バカ がんばらんば」という博多ラーメンのお店。スープがとても好みに合って美味しい。麺はもう少し細麺で小麦が香ると嬉しいのだけど十分美味しい。替え玉を注文する。オーストラリアで博多ラーメンが食べられるとは思っていなかった。

 ちょっと歩いてケアンズ・セントラル・ショッピングセンターに行く。ここはかなりの人で混雑している。次々に店を回ってみる。これぞ!というものが無かったので、特に何も買わないで後にした。ここには大きな駐車場があるので、車でくる事も出来る。というか、オーストラリアの町は路肩や中央分離帯の代わりに道路の真ん中にパーキングが沢山あるので、車を止めようと思えば何とかなるのがとても便利。車で町に来ることが当然なので、十分な駐車場を準備しているのだろう。

 シェリダン通り沿いに市場があるので寄って見る。ここもかなりの活気があり、新鮮そうなフルーツや野菜が売っている。パインナップルは1つ$2、キャベツは50セント!など結構安い。奥のほうにはコーヒー豆も売っていたりした。

ケアンズ植物園
ケアンズ植物園
 車に戻ると、ちょうど前の店にTシャツが売っていたので入ってみることに。結構色々な種類があり、品質も良さそうで2枚$20と激安価格。店員さんと話をして、植物園が良いとお勧めされた。かなり親切に教えてもらい、植物園に行ってみることにする。

 シェリダン通りを北へ向かい、空港へ行く交差点のちょっと手前を左折すれば植物園はあるのだけど、工事中で通れないとお店の人に教えてもらっていたので、ひとつ手前で左折していく。あまり大きな看板は無いが、それらしい場所があるので行ってみると目的地だった。

 花はあまり無いが、色々な種類の植物が植えられているので面白い。奥のほうの芝生の広場には、なぜか正装した人たちが集まっている。さらに30分ほど丘を登っていくと、ケアンズの町を見下ろせて良い景色ですよと先ほどのお店のひとに教えてもらっていたのだけど、結構歩き疲れていたので車で行けないか?と思って車に戻る。

 車で向かってみたが、住宅地っぽくて勝手に入っていくのもどうかと思い引き返した。すると、向かってくる車に白いリボンがかかっているのに気が付き、後席を見てみると白いウエディングドレスを着た花嫁さんが乗っていた。先ほどの正装の集まりは、結婚式の披露パーティなのだとわかった。

 ホテルに戻ると午後5時近い。ナイトズーは6時50分に来てくれと言われたので、しばらくのんびり過ごしてから出発する。本当に近所なので便利が良い。

 昼間の入り口よりも北側にナイトズー用の入り口がある。簡単な説明を受けて、食事の始まる7時までは、飲み物を飲んで待つ。ワインやビールも飲めるのだけど、車で来ているのでソフトドリンクを飲む。あたりもすっかり暗いので、ちょっと寒くなってきた。座って待っていると、スタッフの人が声をかけて来た。日本人の奥さんがいて少し日本語が話せる。今年結婚したばかりらしい。

 夕食はステーキのBBQなどのビュッフェでフレッシュサラダも食べられる。最後に2種類のケーキも提供された。同じテーブルに座った家族と話をして楽しく過ごす。一家はケアンズに在住で、明日は結婚記念日で奥さんのお腹には1〜2週間で生まれてくる赤ちゃんがいるとのことで、実におめでたい。流しのように歌を歌ってくれるおじさんが良い雰囲気を出している。

 食事をしているときに、トカゲや大きい蛇をつれてきてくれるのだけど、食事中はちょっと微妙なタイミングな気もする。気になってしまって、ちょっと落ち着けない感じ。

 食事が済んだころに日本人の団体がやってきた。ガイドの人(オーストラリア人?)の日本語は妙に上手く、駄洒落や冗談を連発していて面白い。

 英語では動物の生態などに関する説明をかなり長い時間をかけてしてくれるのを、ポイントをかなり絞って通訳している。通訳している間は、英語の説明はお休みになるので、あまり長い時間はかけられないというのもある。

 懐中電灯をもって動物園内を移動していくのだけど、自分で懐中電灯で何かを見つけることはほとんど出来ない。ガイドに教えてもらわないとまずわからない感じ。途中で鳥をみたり、コアラに触れ合ったり、先ほども出てきた大蛇に触ったりする。

 コアラの目を直視してしまったときにちょっと野生な感じを受けたので、やめておいた方が良いと思う。あと、蛇はさらっとしていてさわり心地が良かった。

コアラ
コアラ

 進んでいくと、ワニの餌付けを見る。竿の先にひもをつけ、魚をぶら下げておいて、ワニがそれにめがけて食らい付く。すかさず竿を引き上げて、ちょっとじらしたりしているが、大きな口をあけて飛び上がってくるので結構な迫力がある。

お茶のみカンガルー
お茶のみカンガルー
 また進んでいくと、カンガルーの放し飼いゾーンへ。そこでは焚き火がしてあって、ユーカリを入れた紅茶とパンのようなお菓子をいただける。

 カンガルーはお茶もお菓子も大好物の様子で、大勢で寄ってきてねだってくる。コップに頭を突っ込んでお茶を飲む姿はとても可愛い。

 カンガルーに後ろ髪を引かれながら、園内の散歩は終了する。最後は、飲み物とおつまみを食べながら、ちょっとしたパーティタイムになる。歌を歌ったり、みんなでフォークダンスのようなことをしたり、輪になって踊ったりする。参加してみると結構楽しい気分になる。

 あっという間に10時過ぎになっていて、お開きとなる。最後はおみやげ物屋さんの所にウオンバットがいて、おみやげ物屋さんを通って終了になる。カンガルー柄が入ったネクタイを物色していると、最初に話しかけてきてくれたスタッフの人が来て奥さんの写真を見せてくれた。スタッフは皆さんフレンドリーで楽しい。ほとんど最後のお客さんになりながらおみやげ物を買って、ホテルに戻る。

 ナイトズーはかなり楽しく、行って良かったと思う。

8日目(最終日)・ケアンズ

[2007.6.10]

 飛行機が昼出発なので、空港には10時半には着けば大丈夫。給油やレンタカーの返却などがあるので、一応1時間余裕を見て、9時半にホテルをチェックアウトして出発する。

車からの景色
車からの景色
 ガソリンスタンドに寄ってレンタカーを満タンにする。総走行距離は約900kmで総給油量は約60Lなので、燃費は15km/L。後半のケアンズ方面往復は、キャプテンクックハイウェイでのラウンドアバウトでの減速と再加速が必要で燃費が悪そうだったが、実際は100km/hで淡々と走っていた前半の燃費とさほど変わっていない。

 空港へ行く道の途中に、マングローブの林の中を歩けるボードウォークが整備されているのに気が付いたが、今日はパス。レンタカーを駐車場に返す。カウンターには誰もいないので、鍵をキーリターンに放り込む。

 チェックインカウンターは結構な列が出来ている。並んでいると、どんどん人がやってくる。今日は日曜日なので日本へ向かう便は混んでいるのだろう。

 出国審査や手荷物検査をして、免税店を一回り見てみる。ワインやチョコレートなどを購入する。ケアンズ市街で昨日買ったTシャツと同じものがあり、2枚で$31と空港価格になっている。

 飛行機は予定通り出発し、グレートバリアリーフ上空を通っていく。眼下には美しい海とサンゴ礁が広がっている。空から見るグレートバリアリーフも美しい。

 オーストラリアでは人々が全体的に幸せそうで優しい感じがした。町などの清潔感も他の外国に比べて高かったと思う。住みやすそうな国という印象を強く受けた。

 楽しい旅を無事に終えることが出来て、本当に良かった。

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