['97.4.25] エンジンをオーバーホールしているうちに車検が切れてしまっていたので、最近車検に行って来ました。ロールバーを入れるつもりなので、乗車定員変更だけでもやっておこうと思いました(2名乗車なら、ロールバーを入れても申請しなくて良いらしいので)。構造変更になりますが、陸運局の車両課に問い合わせたところ事前に書類を出す必要もなくて当日に「乗車定員変更をしたい」と言えば大丈夫とのことです。予約を入れて(この場合は構造変更になるので、普通の継続車検の予約では「本当は」駄目らしいのですが、私は継続車検を予約してしまっていたのでこれも確認をしたところ、「わざわざ予約を変える必要はない」との事でした。)、書類を用意していきます。構造変更なので、継続車検用のOCRシートは使えませんので注意が必要です。構造変更用のOCRシートは変更される内容を書き込む欄があるものです。
構造変更の時のラインへ行き「乗車定員変更です」と伝えて検査開始です。継続車検のラインよりも検査員が親切な気がしました。普通の検査に加えて、リアシートがないことを確認しています。重量も変わるので前輪、後輪軸重を測ります。私はトランクに工具や水やオイルを満載していたため、内装がないにも関わらず重量が増えてしまいました。ちなみに前:630kg、後:680kgの計1310kgでした。「バネは変えているの?」と聞かれ、TEINのH1(車検非対応の車高調)が付いている私は「やばいな」と思いながら「はい」と答えました。すると、車高を測定し「6cmも下がっているな」と言われました。最低地上高を測定すると9cm以上ありました。一応前日に最低地上高はチェックしておいたのです。測定場所は腹を擦って凹んだ触媒部分でした。ジャッキアップしてみると、見事に遊んでいます。「こりゃーだめだな」と言われたため、ロアシートを上げて遊ばないようにします。
持っていった油圧パンタジャッキを使ってジャッキアップし、ロアシートを上げて遊ばなくしてから、またラインに行きます。上げてみるとまたまた遊んでしまいます。「なぜだ!?」と思って考えてみると、検査の時は左右の両輪が上がった状態で測定するため、スタビライザーのねじれが利かない分だけ片方ずつ上げたときよりも遊びが大きくなるのです。リアは油圧ジャッキをデフにかませて両方上げてから調整して遊ばなくなりましたが、フロントのメンバーには入りません。かなり目一杯まで上げていったのですが、まだ遊んでしまうし、遊ばないリアの車高などはフェンダーとタイヤの隙間にこぶし2個は入りそうなほど車高が上がってしまい、検査官にも「四駆みたいだな」などといわれるトホホな姿です。いったん戻ってノーマルに戻すことにしました。作業できる時間が2時間ぐらいしかなく、ちょっと焦って凡ミスしたりしながらもなんとか間に合いました。ヘルパースプリングを絶対に手に入れるぞ!と思いました。
引っかかったのは遊んでいる足だけで、M'sのエアクリーナーとかエンジンのふれ止めバーとか、35φのステアリングとかはノープロブレムでした。リアシートの背もたれがないと荷室との境界がなくてまずいのかな?と思って持っていったのですが、これも付けなくて大丈夫でした。
車検証をもらい、乗車定員が2名に変更されていることを確認します。備考欄には「構造変更検査」と書かれていて普通とちょっと違っています。もしかしたら構造変更用のOCRシートを[FD3S改]としておけばそうなったのかもしれませんが、面倒なことが起こるといやだったので、変なことは止めておきました。