Enjoy Sportscarいっぺい's FD3S

CARBOY ロータリー友の会

 雑誌CARBOYのロータリー友の会の活動関連の裏話!?です。

マツダスピード本社移転記念ロータリー友の会主催お宝探し!!

1995年12月号P.134-135

figure 2 1995.10.27午後,八丁堀のCAR BOY編集部に集合した「友の会」会長,事務局長そして会員6名は,おにぎりを食しながらロータリーについての話や会員No.1木内さんのお仕事の話などで和気藹々としたあと、勝ちどきにあったマツダスピード元本社ビルに向かった.

 ほとんど引っ越しは終了しており,残されているものはほとんどないように思われるほどがらんとしていたが,所々に山にしてある残り物の中を探してみると色々なものが隠されていた.様々なバネレートのスプリングやテール部分しかないがユーノスコスモ用(13B,20B)などのセラミックステンマフラー,FD3S純正のEXPEDIA S-07などがあった.チタンのタコ足や,ローターなどもあったがさすがにこれらはいただくことが出来なかった.最大の収穫と思われたFD/FC用の機械式LSDは,リングギア取り付け位置のオフセットが異なっており,FD/FC用ではなかった.あとはFD用の赤い革張りシート(運転席用)やファミリア用のブレーキパッドの新品などが発見された.驚くべき事には,寺田陽次郎さんの使ったヘルメットや,鈴鹿の1000km耐久6位('91)のトロフィーなども残されていたことだ.大きな箱の中にルマンで活躍した787Bのものとおぼしきカウル等も見つけることが出来た。

 ビルの3階にはマツダスピードのA-Spec車両のFD3Sやランティス,ユーノスロードスター,ファミリアなどがおいてあり,2階の作業スペースでは作業が行われていた.このようなチャンスを与えてくださったMAZDA SPEEDさんに感謝しつつ勝鬨をあとにしたのであった。

GRAND SLAM '95 MOTORSPORTS FESTIVAL参加

 '95.12.10、日光サーキットにおいて、グランドスラム主催のレース形式のタイムアタックイベントが開催された。

 このイベントは日光サーキットで5戦、エビスサーキットで2戦行なわれ、「レース形式」なので、公式練習、予選、決勝がおこなわれる。クラスわけは次の通りである。

Aクラスビギナーコース(サーキット初めての方、日光サーキットのみ)
Bクラス2000cc以下のNA(1500cc以下のターボ・SC)
CクラスAE86ワンメイク
Dクラス2000cc以下のターボ・SC ノーマル車(足・マフラー・ブースト程度)
Eクラス2000cc以下のターボ・SC 改造車(タービン交換等)及び RX-7(FC3S)ノーマル車
Fクラス改造何でもOKのオープンクラス(GT-R・FD・FC改等含む)

 さらに、タイヤ規制はないためにスリックタイヤも使えます。私はFDのため、Fクラスへのエントリーです。

 午前7:00に受け付け開始し、7:30過ぎからパドックに入っていきます。各クラス毎に縦にならんでいきます。

 Fクラスは結構すごい車たちです。自分の車のチューン度をあげておいて良かったと思いました。

 公式練習は20分です。前をいくGT-Rが4コーナーの立ち上がりで4輪ともホイールスピンしており、「めちゃくちゃなパワー」が出ているようです。車高のセッティングを煮つめていないので、その辺の様子を見ながらの走行となりました。前回からタイヤを変更しているため、かなりグリップが高くなっています。もう少しアンダーセットの方が速く走れそうな感触でした。日光は低速区間が始めと終りにあり、中間に高速区間があるのですが、この高速区間で踏んでいけるセッティングの方がFDなどでは速いと思います。

FD3S 予選は15分走行し、5分ほど経過してから計測開始です。前をいくS30Zはパワーがありあまりすぎなのか、コーナーでの挙動が非常に怪しく(危なく)、とてもじゃないけど近付けません。立ち上がりの加速が異常に速いので、とりあえず距離をおいてタイムアタックします。

 やはりちょっと高速コーナーでオーバー気味でいまいちでしたが、結果は予選2位とまずまずでした。オーバー傾向を直すため、予選の前にフロントを少しあげておきました。

 決勝はスタンディングスタートのため、1位と3位のGT-Rが気になります。とてもじゃないが0発進ではGT-Rにはかないません。しかも、3位のほうはADVANスリックを装着しており、かなりつらいかんじです。

 スタートは完全に失敗して、ホイルスピンさせまくってしまい、1コーナーではすでに3位のGT-Rに並ばれてしまい、とりあえず先にいかせることにしましたが、その後続たちも妙な気迫で迫ってきており、相手の走るラインを一本残すというマナーなどないような勢いでよせられてきたので、ぶつけられたりするとつまらないので譲っておきます(この辺が草レースという感じです)。S30Zの後ろにスペースがあったのでそこに入ります。しかしS30Zはめちゃめちゃ危ないので、インを差す勇気は僕にはありません。

 そんな感じでつかず離れず走っていると後ろからもう一台のFDが来ています。こっちはS30Zに近付きたくないので、これにも先にいかせてやります。
車のセッティングの方は、フロントの車高を上げたのが失敗で、オーバーではないのですがいまいちしっくり来ない感じでした。タイムも悪くなってしまいました。最終的に6位で終了です。

 走行会はこれで終りではなく、最後にフリー走行がありました。元気な人たちは走っていましたが、私は帰る準備をしていました(ブレーキパッド、タイヤなどの交換)。

 最後に、表彰式です。6位までに賞品が出ており、その後車種限定のプレゼントなどもありました。ピットウォールの上に優勝者がならび、シャンパンファイトが始まりました。仲間が大勢いるエントラントは追いかけっこなどしていました。

 一日なかなか楽しめるイベントだと思いましたが、日光サーキットではちょっとバトルは苦しいと思いました(気合いが入っていれば関係ないのか?)。

R&R Stickerロータリー&ロードスターミーティング

1996年12月号

 9月28日,29日の2日間にわたって福島県二本松市にあるエビスサーキットにてR&Rミーティングは行われました。CARBOYロータリー友の会からは会長の遠藤さん,会員No.1の木下さん,会員No.3のいっぺいが参加しました。さらにロードスターで釜田さんもいらっしゃいました。

 28日にはタイムアタック走行会や様々なショップによるデモラン,更にMAZDA SPEEDによるルマン優勝車である787Bのデモランがありました。天気にも恵まれて,少し暑いぐらいです。かなり日焼けしてしまいました。

 各ショップさんは出店を開いており、MAZDA SPEEDさんの所ではマグホイールが一万円とかでレースカー用の部品も売られていました。目に付いたのはMAZDA SPEEDのFD用のメタルクラッチ&強化カバーセット(新品ですが長期在庫&箱なしでちょっと錆が出ているというもの)が39,000円でした。またどこかのショップ(忘れてしまいました、申し訳ないです)にはFD用の40段調整の中古オーリンズショック(10,000km走行)1台分で50,000円となっていました。また,M2も出店があって,エアロパーツとかシフトノブとかを売ってました。

 29日には草レースとショップ対抗、プレス対抗のウルトラバトルが開催されました。ウルトラバトルはタイムアタック,ドリフト,クイズとマラソン(西コース一周!2.1km弱)で争われます。プレス部門は,CARBOY, REV SPEED, Speed Mind R, Option 2, Carisma(?), CRUMEDIAの6誌がエントリーしています。

 プレス部門のタイムアタックとドリフトはMAZDA SPEEDさんから筑波の4耐で使ったEunos Roadsterを3台用意していただいていましたが,3台のタイヤが違いすぎる(TY FM9R, DL Formula W10, DLのロードスター標準装着タイア)ことから,急遽1台は使わないで,2台の車にフロントFM9R,リアW10というドリフト仕様で行われることとなりました。タイムアタック,ドリフト共にピットアウトして3周しか走れず実質アタックできるのは2周という厳しい状況です。

 CARBOYチームは赤いロードスター(もう一台は青)の2番目に乗ります。タイムアタックは私が行きました。ピットアウトして1コーナーに進入して「こんなにリアが喰いつかないのかーーー!?」と言う感じでリアが急激な流れ出しを見せます。流れてしまった後のコントロールは楽なのですが、いかんせん限界が低くて一気に流れるのでちょっとタイムアタックは苦しいです。まあ,条件は同じなのですが。ロードスターに乗るのは初めてなのですが、エンジンのパワーは結構あって,レスポンスもそこそこです。

 「とにかくタイムを出さなくては!!」というプレッシャーの中,ちっともグリップしないリアタイヤによる急激な流れ出しを何とかねじ伏せてのタイムアタックでした。本人としてはとてもではありませんが納得できる走りではなく,一発勝負の難しさをひしひしと感じました。タイムアタックの結果は何とか3位には入ったのでまあまあということにしましょう。

 次はドリフトですがCBチームからは「ボーグ武田」が出場です。彼は「リッジレーサーゲーム大会」での優勝者です。車の方はとにかくけつが出るセッティングとなっていたのですが,採点コーナーである1コーナー,2コーナーでスピンしている車両があったりして不運が重なり,最後の2コーナーでは何とかポイントを稼ぐべく「クラッチ蹴り」を敢行しましたが,失敗してコースアウト!あわやクラッシュぎりぎりでした。あれだけドリフト仕様な車だったので、正統派のブレーキングドリフト(サイドは使わない)で勝負するのが良かったようです。残念ながら最下位となってしまいました。

 残りはクイズとマラソンです。クイズは3択の早押し(というか早挙手)で,挙手の判定は人間が行い、しかも問題の途中で手を挙げても,3択の選択肢をすべて聞くことができるというなんだかわからないルールです。CAR BOYからは釜田さんが出場して1問Get!しました。このクイズはどうもいただけない感じがしました。

 最後はコース1周のマラソンです。エビス西コースは東ほどの高低差はないですが、やはり2km以上走るのは結構苦しそうです。編集部の遠藤さん(ロータリー友の会会長)が走ることになりました。

 スタート前に整列しているときに,雨さん(雨宮さん)が「勝ったらビール1ケース出すぞー。賞金も出すぞー。」と雨宮チームの走者に気合いを入れていました。

 スタートから1コーナーまでは少し下り気味になっていますが、スタート直後はみなさんかなりとばしていて,「大丈夫なのか!?」とおもうほどの超ハイペースです。わがCAR BOYチームは2コーナーで給水を行い万全の構えです。給水時の順位はほぼ真ん中ぐらいに着けていました。しかし遠藤さんの健闘も一歩及ばず5位となりました。

 最終結果としてはマラソンで優勝した所(どこだったか失念してしまいました)が(それまで最下位だったと思うのですが..),逆転優勝です。マラソンはタイムアタックとかドリフトの得点の2倍が与えられると言うルールだったのです。CARBOYチームは残念ながら6位となってしまったのでした。

CARBOY('96 12月号)も「是非」ご覧ください。


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