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フロントパイプ耐熱加工
フロントパイプの装着前の準備として、遮熱のためにサーモバンデージを巻き、それの保護のためにヒートシールドコーティングを塗りました。以前、FDのフロントパイプに巻いたとき(ヒートシールドコーティングも掛けました)にはすぐに劣化してボロボロになってしまったので、念入りにしておきます。保存してあったThermo Tec製のコーティングをぬり、さらにBillion製のコーティングを塗り重ねました。Billion製のコーティングはかなりしっかり固まる感じなので、耐久性も期待できそうです。
先ずカーペットをめくってO2センサーのコネクターを外します。コネクターそのものはセンターコンソール裏にあって、運転席側の側壁を外せばその奥にあります。配線がフットレストの付近のカーペット下にあるので、フットレストを外してカーペットをめくります。
フロントフロアバックボーンブレース
触媒側のナットとタービン側のボルトを外せば、フロントパイプが外れてきます。タービン側のボルトは500mmの首振りロングエクステンションを使い、向かって左側にはロングソケット、右側にはショートソケットをつけて、上手く隙間を狙ってやると良い感じで作業することが出来ます。首振りロングエクステがないと、狭いところに手を突っ込んでボルトを回さなくてはならないので、是非用意しておきたいアイテムです。
フロントパイプの比較(上:BLITZ, 下:ノーマル)
外したフロントパイプからO2センサーを外します。O2センサー用のソケットがあると安心してトルクを掛けられます。
外したO2センサーを新しいフロントパイプに付けるのと同時に、INNOVATIVE社のワイドバンドA/Fセンサー(LC-1)も取り付けます。A/Fセンサーの配線はO2センサーの穴から車内へ引き込みます。ゴムのグロメットの隙間に挟む感じです。今回は、追加でA/Fセンサーを装着しましたが、LC-1にはO2センサーの出力を模擬するような出力端子もあるのでノーマルのO2センサーと置き換えることも出来そうです。
LC-1の本体はそれなりに場所を取るのですが、フットレストの裏にちょうど納まりました。データログ用のシリアルケーブルはインパネの裏を通してグローブボックスに出し、アナログ出力はSBC i-Colorの外部入力に接続して、そちらでも見られるようにしました。
大活躍した500mm首振りロングエクステンション
取り付けは取り外しの逆で、特に大変な所はありません。タービン側ボルトの締め付けトルクは41Nm、触媒側のナットは59Nmです。タービン側は締め込むことの出来る範囲で一杯まで締め付ける感じです。500mm首振りロングエクステンションの威力は絶大です。マフラーの位置などにも影響はなく、すんなり納まってくれました。
装着後にエンジンの熱で焼きが入るとすごい白煙が出るはず、、、と思っていましたが、臭いだけで白煙はほとんど出ませんでした。
[2010.11.20]