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インジェクターを大容量化したので、燃圧レギュレーターを調整式にして燃圧を上げます。燃圧が高いほうが霧化状態が良くなるので、出来るだけ高くしておいた方が有利です。
結構大型の燃圧レギュレーターを入手したので、配置に一工夫必要でしたが、上手く収まる位置がありました。エンジンカバーを取り付けるステーがねじ止めされている所に固定しました。
大容量のフューエルレールにはリターン用に使えるプラグがあるので、そこにAN6のフィッティングを取り付け、燃圧レギュレータにステンメッシュホースで取り回しました。燃圧レギュレーターについてきた樹脂のガスケットでは心許ないので、銅製に変更しておきました。
調整式燃圧レギュレーター(ノーマル燃圧レギュレーター+SARD強化ポンプの燃圧)
ここで、一旦燃圧レギュレーターの他のポートをすべてふさぎ、燃圧計を取り付け純正レギュレータ+SARD強化燃料ポンプのときの燃圧を計測しておきました。燃料ポンプはバッテリーから専用の電源線を取り回してあるので、それで電圧をかけました(エンジンは始動させません)。結果、3.7kg/cm2(53psi)でした。ノーマルの設定値は3.29kg/cm2(47.4psi)なので、強化ポンプで燃圧が上がっていました。
燃料リターン配管
ノーマルのリターンホースにはAN4に変換するプラグを取り付け、AN4とAN6を変換するアダプターをかませてステンメッシュホースとつなぎました。リターン側は燃圧が掛からないのでここまでしなくても大丈夫でしょうが、綺麗に接続できました。
ここで燃圧を調整します。ポン付け状態で4.9kg/cm2(70psi)でした。さらにブーストが掛かった状態を模擬するために、燃圧レギュレータとインマニを接続するホースの所に空気入れで圧力をかけて燃圧を上げます。これは燃圧レギュレータの機能確認も兼ねています。6.25kg/cm2(90psi)まで上げてみました。ここで燃料系の漏れが無いことを確認しておきます。
燃圧の設定値は、余裕を見て2kg/cm2までブーストをかけるとして4.17kg/cm2(60psi)としました。
調整式燃圧レギュレーター取り付け(全体)
最後に燃圧レギュレーターとインマニを4φシリコンホースで配管して取り付けは完了です。ECUのセッティングを変更する必要がありますが、とりあえず燃圧がノーマル3.29kg/cm2(47.4psi)として計算したインジェクターのパラメータのままでエンジンを始動してみたところ、いい感じで回っています。エアコンのON/OFFでA/Fが大きく変化していたところも変化幅が少なくなっています。
これで本格的にセッティングを詰めることが出来るようになりました(→インジェクターのセッティング)。
[2011.10.8]